基本の記事作成マニュアル

【5-2】読みやすい記事を書く

ここでは、読みやすい記事を書くためのポイントについて、ご紹介させていただきます。

読んでもらえる・読みやすい記事を書く

読みやすさ」には大きく2つのポイントがあります。

  1. ぱっと見て読みやすい(視認性が高い)
  2. 論理構成が読みやすい(可読性が高い)

文章は一般的に、

  • 文字が詰まりすぎている(視認性が低い)
  • 「、」や「接続詞」で文章が長くなっている(可読性が低い)
  • 口語とは違い堅めの言葉を使っている(視認性、可読性ともに低い)

上記のような特性のものは大変読み辛いとされています。

例えば以下の文章は先ほどの読み辛い三箇条が満たされた読むのが疲れる文章です。

山田優さんと小栗旬さん夫妻は2012年3月14日に結婚をし、子供3人います。しかし、二人とも私生活については語らず、子供の情報はほぼ公表されていませんよね。山田優さんと小栗旬さんの子供なら、名前や性別、年齢が気になるところ。さらに、どこの幼稚園に通っているのかも気になります!そこで今回は、山田優さんと小栗旬さんの子供について追求していきたいと思います。

一方で、先ほどの逆で

  • 行間がしっかり確保されている(視認性が高い)
  • 文章が短い(可読性が高い)
  • 口語に近い平易な言葉で書かれている(視認性、可読性ともに高い)

上記のような文章はかなり読みやすいです。

例えば以下の文章は先ほどとは違って読もうとする労力が少なくて済みます。

山田優さんと小栗旬さん夫妻は2012年3月14日に結婚をし、子供3人います。

しかし、二人とも私生活については語らず、子供の情報はほぼ公表されていませんよね。

山田優さんと小栗旬さんの子供なら、名前や性別、年齢が気になるところ。

さらに、どこの幼稚園に通っているのかも気になります!

そこで今回は、山田優さんと小栗旬さんの子供について追求していきたいと思います。

このように書き方一つで文章の読みやすさは大きく変わります。

特に作成していただいているのは、雑記ブログの記事になるので、可能な限り読みやすい文章にする必要があります。

雑記ブログを学術的に論理的にしっかり読み込みたい人はほぼいないと思います。

なので、雑記ブログには「読まなくても読めるような簡単な文章」が大切です。

文章の長さに関して

文章の長さは、自身が何のメディアに向けて作成するかも重要です。

ご依頼させていただく雑記ブログは、基本的に95%以上がスマホで見られています。

PC1行も書いてしまうとスマホの画面上では、すぐ23行と長くなってしまいます。

ブログは他のメディアに乗せるよりも短い文章を心がける必要があります。

一つの文が長くてもスマホ画面で2行以内に収める必要があります。

話題ごとにブロックを意識する

話したい話題ごとにブロックにして、塊ごとで認識できるようにするのも読みやすくなるコツです。

この解説文章自体ブロックで文章を区切って作成しています。

論理構成のわかりやすい文章にする

論理的にわかりやすい文章に関しては、ただ単に短い文というわけではなく、11論法を意識する必要があります。

ABだ」って感じの論法ですね!

複雑な文章になると、ABCだからDだ」みたいになっていて11論法よりも理解に時間がかかります。

このような場合は、AだからDの可能性がある。しかもBなのでやっぱりDの可能性が高い。極め付けにCでもあるのでやっぱりDだろう」のように分解して全て11論法に持っていきます。

「うまい文章」や「言い回しが特殊な文章」よりも「シンプルで簡単な文章」にする

ライティング経験が長くなってくると、つい「文章的に技巧が凝らされている文章」を書きたくなってきます。

しかし、ブログ記事では「いかに読者に違和感なく読んでもらえる分になっているか?」が重要です。

「特殊な言い回し」で文章を作成すると、

  • 読者の日常にない言葉遣いになっていて違和感がある
  • 読者が意味を理解するのに時間がかかる

など読者が記事を読まずに離脱する可能性をあげてしまいます。

ですので、文章はなるべく普通の言葉で書くように心がけてください。

特殊な文章例について簡単に紹介しておきますね。

倒置法

通常:「営業でトップ成績を残すまでは、絶対に諦めない」
倒置法:「絶対に諦めない、営業でトップ成績を残すまでは」

擬人法

通常:とても強い風が吹いている
擬人法:唸るような強い風が吹いている

列挙法

通常:「デジタルカメラは実像を受け止める『レンズ』と実像を記録する『ボディ』で構成されている」
列挙法:「デジタルカメラは『レンズ』『ボディ』で構成されている。その役割は〜」

などなど、文章表現は多く有ますが、特殊な表現を使う際は注意が必要です。「その文章は読者に受け入れられやすいか?」を意識して作成いただければと思います。

同じ表現の繰り返しは稚拙に見えてしまう

同じ表現を連続で重ねてしまったり、締めの表現を重ねてしまうと、文章が稚拙に見えてしまいます。

Aさんは欠かさず練習をしていったのです。

Aさんは素振りをしていったのです。

しかし、Aさんはその日に限って練習をせずに試合会場に向かっていってしまっていました。

筆が乗ると意外とこのような文章を書いてしまうことがあります。(自分は大丈夫と思っていても結構される方が多いです!)

ここで稚拙さを感じさせてしまうのは、

  1. 主語を繰り返しすぎている(一つの話題の中なので繰り返さなくても大丈夫です)
  2. 「していったのです」という表現が重複している
  3. 「向かっていってしまっていました」の文章に表現が重なってしまっている

Aさんは欠かさず練習をしました。

いつも素振りをしていたのです。

しかし、その日に限って練習をせずに試合会場に向かってしまいました。

とすると稚拙さがなく読みやすい文章になったかと思います。

調子良くかけた時は特にですが、一度止まって文章を読み返す癖をつけると、記事のクオリティをあげることに繋がります。

最後に

初めは意識しながらやるだけでも大変だと思いますが、「短くシンプルに伝えられているか?適切な行間が開けられているか?読者に違和感がない表現になっているか?」を合言葉にして記事を作成してみていただければと思います。

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